DAYS_

Koichi Futatsumata

mameのための家具

mame何だかバンドみたいですね。先日、黒河内デザイン事務所のための家具や什器、照明をデザインさせて頂きました。黒河内デザイン事務所は、ファッションブランド「mame(マメ)」のデザイナー/黒河内真衣子さんが主宰を務める事務所。写真は「マメ」こと黒河内さんと、家具の製作をして頂いたE&Yの松澤さんと。この3人、元々縁あって。最初に彼女の仕事を見たのは、2011年に香港のコーズウェイベイで僕らが内装デザインを担当した老舗セレクトショップ「JOYCE」オープンニングの朝、店内にディスプレイされた透明の塩化ビニールで出来たポーチを見て強烈に印象残ったのですがその時は誰の作品か分からず、同年行なわれた松澤さんたちがディレクションされた日英デザイン展「Mark-ing」で僕が出展したモビール/in the skyの横に展示された塩化ビニール製ポーチ、ここで彼女の仕事だったことを知ったんです。正直、JOYCEで見た時は日本人の作品とは思わなかった、その突き抜け具合に。久々にファッションで圧倒される感覚だったのを覚えています。作品が繋いでくれた有り難い縁です。

COMMENTS_

  1. 黒河内さんのビニール製ポーチにノックアウトされました!お会いしたい人のひとりだったので、羨ましいです!

    Hiroto Shin 2015.03.03 / 10:01:31
  2. 僕も共感することが多いです。理屈やロジックだけで物を作らない、もっと漠然とした自らのイメージや感覚から美しいオンリーワンをセンスよく生み出して行ける数少ないデザイナーだと思いますし、そういうやり方は大抵、制作・生産する職人たちとの共同作業のための強い同調性も重要になりますが、そういうことも出来ている人だと思っています。結局、最後は「人」ですもんね。

    Koichi Futatsumata 2015.03.07 / 05:35:31
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