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パンを焼く
August 26, 2014 / DIARY
パンを焼く。料理をする。パンを焼いたことはないけど、僕は料理をする。ここ最近の話しだけど。
外食が続くと胃が疲れてきて、ほっと一息つけるようなご飯を身体が求め、それらを思うように作ってみる。
イメージ通りにできないこともあるけど、自分好みの味となりお皿が綺麗に片付いたのをみると何とも言えぬ気持ちになれる。そんな僕の下手くそな料理の話は置いといて、面接の話しを添えてみよう。前職でデザイナの面接をするときに僕と一緒に参加してたエースデザイナは、
「料理をするうえでどの工程が好きですか?」
と必ず質問していた。それは、買い物にいく、材料を切る、炒める、とかその人なりの好きな工程とその理由を聞くというもの。本人は何となく聞いてたようなんだけど、この質問は面白いなと思い、僕も使わせてもらうようになった。
料理をするということはクリエイティブであるし、仕事のやり方に通じるとこもあると思う。出来上がりのゴールをイメージし、それに向け必要な物を揃える。そのために必要な手順もあれば、スピードをもって処理する、丁寧に時間をかけることもある。好きな工程は、その人の仕事や生き方への姿勢を表してるような気がして、僕も好んでこの質問をするようになった。
それに、こんな質問する人なんていないから、みんなその答えを引き出しに持ってなくて、戸惑い、思い出し、そんな反応をみるのもひとつで、考えてる姿をみて、彼氏彼女と一緒に料理して食べた人もいれば、それが両親だったり、一人だったりする人もいるんだろうなと、僕も勝手に妄想し、その答えを聞く時間を共有する。この質問をしたときの和む空気も好きだし、正解となる答えはなく各々思考する表情も好き。
とまあ、ここまで書いて気づいたのが、この質問を面接でできなくなったということ。まいっか!
次回は、失敗しない茶碗蒸しの作り方をお届けします!(しません)