DAYS_

Koichi Futatsumata

04 – Fiat Panda Young(M澤氏所有)

DSCF7432だいぶ前回から空きましたが。税金・燃費・部品問題で次々と廃車されてゆく状況にある90年代前後の生き残りみたいな車に好き好んで乗っている友人・知人たちの車を紹介するコラム。第四回はFIAT  PANDA YOUNG 1100CC(5MT)。
DSCF7427_2個人的に小さいの好きです。当時のAセグ、シティコミューター代表格と言ってもいいパンダ。観て下さい、このコンパクトさにこの質素な箱車具合。しかも白(ビアンコ)+黒樹脂バンパー(ドアモール無し)、初代パンダの最終型2003年式の5速マニュアル。全てがいい感じです。国内の正規輸入は1998年までだったそうでこれは並行車。
DSCF7435_2デザインはジウジアーロのカロッツェリア・イタルデザインで、1980年代の初期型はパンダ30やパンダ45などと呼ばれてるモデルで、なんとシートはパイプフレームに布を張っただけの驚きのハンモックシートだったそうで腰痛持ちにはあり得ない仕様ですが、今では考えられないほどのイタリアらしい洒落っ気。もちろんこのYoungはもっと安全なシートです。
DSCF7441これから出来るだけ永く初代パンダに乗ろうと思えばこの車体、間違いなく素晴らしい条件。フルにアクセル踏んで走れるこんなマニュアル車、僕はクラシック・ミニが最後ですが、本当に羨ましい。
DSCF7459因にM澤さん、生涯3台目のパンダ。最初は学生時代に乗り潰し、前パンダは1997年式のSelectaで今年ミッションがやられて以降、探してたらこんな状態のいい白の最終パンダに巡り会ったそう。当分は手放さない心中、運転しながら熱弁して下さいました。で、このFIATパンダですが、2代目・3代目はもちろん近代的にモデルチェンジしていったわけですが、現行車の中では結構FIATらしいいい実用車だとも思ってます。
DSCF7452しかし外苑の銀杏並木の寒空の下、小ぢんまり佇む真っ白なパンダ、実直で何だかけなげではないですか。
そういえば、つい先日からCENTRALのDAYSに参加された武末さん、ルノーのアバンタイムに乗っていたことがあるって噂を聞いたことあります、ぜひ今度お話聞きしたいです。

過去のコラム
03 : Volvo 240GL Station Wagon
02 : Renault Clio 1
01 : Land Rover Defender 110

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