DAYS_
Yuki Katsuki
Davos
January 30, 2017 / DIARY
チューリッヒからバスで約2時間半
バスの車窓から見える山々は、鋭角でその白さと空の青さの美しさに溜め息がでます
目指すは、ダボス
山あいにあるこの村に近づくにつれ、厳重な警備に空気がピンッとなります
昨年秋、パリで披露させていただいたお菓子のご縁でふたたびこの鈴懸チームで雪国に舞い降りることができました
今回は、さらにさまざまな国のお客さまに喜んでいただけたことに、ものをつくる人間としてとても とてもしあわせでした
おどろいたことに、パリにもいらっしゃっていた報道関係の男性は、前回のラインナップを記憶なさっていたのです!
今回は、外のマイナスの世界、あたたかい室温、お料理のメニューからヒントを得て、新しい、よりみずみずしい菓子にも挑むことができました
なにかと なにかを結びつけるということ…それはソムリエに近い仕事なのかもしれません
そして、なによりだいすきなあんこに寄り添うこのおしごとが、たまらなく愛おしいなぁといつも感じます
チューリッヒに戻りチームで訪れた
国立博物館の石や鉄の質感
教会のシャガールのステンドグラスの色調
チーズフォンデュの香り…
噴水も凍ってしまう寒さの中
そのひとつひとつをそっと引き出しにしまいました