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Koichi Futatsumata

知覧特攻平和会館

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帰省のタイミングで知覧特攻平和会館へ。
おびただしい数の手紙、遺書、遺品、血書、勲章、、、彼ら二十歳前後の人生や生きた証、最後に残した歌や書、その個の全てが戦争や平和という一つにまとめられるこの状況そのものが戦争そのものなんだと思う。日本が辿った今は信じがたい事実も、指導者の思惑や国のおかれる状況によってつくり上げられる背景や風紀がやがて民意へとすり替えられて想像以上に違和感なくそこへ突き動かされていくのが戦争。数々の歴史が証明している。彼らの決死の覚悟や悲惨な事実の裏に根本的な国家間問題やイデオロギーが隠れていることをもっと明確に伝えて欲しい。終戦から72年、彼らの死やその戦場での更なる犠牲の数々が指し示している根源が何なのか?それに気付ける施設であって欲しいと今だからこそ強く思わずにはいられなかった。

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