DAYS_

Go Fujito

イタリアという国

欧州から帰ってきて十日ほど経つが、ようやく時差ボケがなおりそう。
昨日は地元佐世保へ。
5年ほど前に佐世保にある九州文化学園の小中一貫校の制服をデザインさせていただき、その打ち合わせで帰郷した。
といっても、打ち合わせだけやってトンボ帰りだったので実家にも寄れてない。その距離感こそが福岡なのだと思う。
生徒の皆さんが成長する過程に、我々が関わった制服が共に歩んでいく様子を見させてもらっている。そこに新たな修正点などが当然あるので、随時見極めて対応していく。日々変化する時代の波風に、自分の価値観とどう折り合いをつけながら生徒たちが過ごしているかを感じられる非常に有意義な機会だと思っている。何よりハッとさせれるのが、生徒達の意見があまりにも真っ当であること。もちろん先生方のフィルターが通って僕らに上がってきているかもしれない。「なんじゃこりゃ!」というようなことはほぼない。これも時代性なのだろうか。なんとかしてあたりまえをうまくかわせないかと考えていた、自分のそれと比べてしまう。帰りの車の運転が最後の時差ボケで死ぬほど眠かったが、とてもいい打ち合わせになった。

最後にフィレンツェで奥村さんとご一緒した、ベストランチを上げておきます。

firenze05 今回一番美味しかったプロシュート。手切りというところに、らしさがあります。プロセッコと合わせて気軽なランチに最適かと。

Firenze06 そしてこのバターとチーズのシンプルなタリアテッレが最高でした。

再訪確定です。こっちでいう〇〇食堂といったお店がイタリアにもあって、できるだけそのようなお店に行くようにしています。気軽に食べられる最適なイタリアンは日本では探すと難しい。この店はまさにそれで、カフェからレストランテまで3店舗を1ブロックで営業してました。おまけに劇場も。服装など気にせず気軽にいけてプライスも優しく、もちろん好みの味である。その地で暮らしているひとりひとりに寄り添うようにそんなお店がちゃんと営業している。そこがまたイタリアらしさのような気がしてきました。
5年ぶりに訪れたイタリアで、いつも以上に腑に落ちている自分がいます。

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