DAYS_

Mitsutoshi&Tomoko Takesue

高宮〜大楠ぶらり

organ女店主の朋子です。いつもは福岡以外の土地へ行った時にDAYSを書いていましたが、今回はお隣町の事を。
私が住んでいる大橋から自転車をぴゅーっと走らせると、あっというまに西鉄電車の隣駅「高宮」に到着します。文房具の「PLASE STORE」と「うーぱんベーカリー」は、私にとって(心の)憩いスペース。たま〜に伺うと、いつもと違う美味しいパンをゲットできるし、どちらも店主の笑顔が優しくて大好き。小さな小さな”非日常”を往復30分で味わえる嬉しいコース。
takamiya2.001 はたまた数年前は、丘の上にある「ファットリア ダ コジモ」の焼き菓子ガトーピレネーにハマりかなりの頻度で通っていた事もありました。最近も、ふとその風味たっぷりのピレネーちゃんが無性に食べたくなる時があるのですが、登り坂がキツすぎて自転車は無理。わざわざ車・もしくは徒歩で挑みます。(どんだけ食べたいんだ!?)苦労してゲットするガトーピレネーは大切に大切に、しかしさっさと食べちゃいます。あぁ、また食べたい。

 夜のデイリーな外食も、たまに高宮 へ。スタッフのこよちゃんに教えてもらって以来、居酒屋「文治」がお気に入り。知人がオープンした「開放弦」という音楽がクールな飲み屋も大好きです。高宮駅高架下の「イタリア食堂 SACCO」は、赤いギンガムチェックのテーブルクロスが、目印。
大橋にある「ボンジュール食堂」的な安心感があっていいのです。
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先週の休日、思い立ってまた自転車ぴゅーんと高宮へ。じつは、まだまだ気になってて行けてない店がいくつかあったのです。目的エリアはいつもより少しさらに先(平尾の手前)。6月頃にオープンしたというパン屋があるらしい。名前はsou。ありました。さっぱりとした空間にハード系の硬派なパンが並んでいま した。なにより素敵だなと思ったのが、販売所と工房がつながっていて視界が全部開けている・開放的。ご夫婦で営んでいるとのことで、工房の一角には大きな ベビーベッドが置かれ、パンのようにぷにゅぷにゅした赤ちゃんが、おりました。育児と仕事を夫婦で一緒にできちゃう合理的な空間作りとライフスタイルにとても共感です。(そしてやはり人=味。ってことでパンの味にも、もちろん共感しました!)

パンをカゴに放り込んで、今度は場所探し。ビオワインを出すという「カモミーユ」を探します。いつか行きたいと思っているのですが、どうやら路地の裏手にあるらしいので、自転車でうろついてる今日が チャンスと今後のために場所チェック。ありました。道1本入ったところにあるので、これまで見つけられなかったのが納得。メニュー看板を見ると、料理も しっかりとサーヴされる店らしい。いい雰囲気。今度、絶対行きます。
takamiya3.001 くるりと向きを大橋に戻して、メインの通りに戻ります。と、そこに見つけたのは餃子の「黒兵衛」。あら懐かしい。ずっと以前はもっと大橋寄りの細路地にあった小さな店だったのに、有名になりましたね。と、おもわずこれもお持ち帰り。散財。

元に戻りましょう、最終目的地「Picnika」へ。この東欧系アンティークショップ、随分以前に今泉でやってらっしゃった時以来なのだけど、最近インスタを見てて「PLASE STORE」の上階にあるんだと知り、ご近所になってるなら行ってみたーい!と、意を決する。
ビ ル3階に広がる落ちついた空間と道具たちは夕刻がお似合い。そして店主の津留さん、憶えててくださった。ちょうどここ最近、トニー・ガトリフ監督作品のロマ系の映画や、エミール・クストリッツァの映画を観直していて、”東欧”のことが気になる私は、ついついおしゃべり。津留さんはその周辺の土地の事はもちろん、その共通の映画の話しまでたっぷりとわかってくれて、楽しいったらありませんでした。ついついおしゃべり、止まらない、止まらない。失礼しました。

大橋へ戻る頃には、からっぽだったはずの私の自転車のカゴは荷物で満たされてて贅沢。そしてここ最近夏バテ気味だった気分も、ずいぶんと満たされてました。
自転車で片道15分。いつもと違う方向に走っただけで、満足満足。いつのまにかこのエリアは、点在するいろんなジャンルの店を歩きながら楽しめるエリアに大変身していました。福岡、いいね!

※写真はいろいろですが、ぜんぶのお店のものはありませんでした。みなさんぜひ行って、楽しまれてくださいね。

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